- 備考
- 国宝 花下遊楽図屏風
狩野長信筆
【サイズ】
約29.5×66㎝
- 商品説明
- 春、花の下で遊ぶ人々を描いた一対の屏風のうち向かって左側にあたるもので、海棠のような木の下、八角堂らしき寺院前で繰り広げられる風流踊りとそれを眺める人々を描いています。右隻には満開の桜の下で花見の酒宴を行う貴婦人たちの姿が描かれていました。しかし関東大震災の際、火災で中央部分が焼失しました。近年、残りが屏風装に修理されました。
屏風の両端に印章が捺されており、これにより作者は狩野永徳の末弟、長信と知られています。
七十八歳で亡くなるまで長く江戸幕府の御用をつめていますが、現存する作品が少ないため、本作品は長信の貴重な基準作といえます。