- 備考
- 著 松嶋雅人
発行:㈱東京美術
- 商品説明
- 江戸時代以前にも、高貴な女性が格調高く描かれる一方、目を背けたくなるような凄惨な仕打ちを受ける女性が登場し、市井の女性が妖艶に描かれることもあった。そのような美人画は描かれた当時、賛否が問われたものも数多い。
しかし画家は、女性の内に描かずにはいられないもの...
「あやし」を見出したのである。そして醜さやおそろしさと表裏一体の不思議な生命力が宿った美人画は、人々の心を乱し惑わせながらも魅了する絵画となったのだろう。
「あやしの生まれるところ」より