- 備考
- 2019年
東京国立博物館
- 商品説明
- 米沢藩(現在の山形県米沢市)を治めた上杉家は、四代藩主の綱兼が金剛流宗家の弟を召し抱えてから、歴代藩主が金剛流の能楽をたしなんできました。収集した能面や能装束、謡本、秘伝書などは、蔵が二棟も必要なほど膨大なコレクションで、その多くは八代藩主の重定の代の収集品のようです。その後、上杉家の能面や能装束は散逸してしまい、その全容を知る数少ない手がかりとなるのが、東京帝室博物館が上杉家から購入した、能面32面と能装束96領です。それらをまとまったかたちで紹介する貴重な一冊です。