- 備考
- 2018年
東京国立博物館
- 商品説明
- 『高野切』は仮名の名品で、日本の書の歴史において基本といえる名筆です。平安時代の日本では国風文化の興隆とともに、書においても日本風の書風である和様の書が成立しました。そういった時期に、日本人の好みに合う優美な仮名が生み出されたのです。中でも『高野切』の仮名の美しさは最高峰に位置づけられ、各時代の人々が愛好してきました。また、現代の私たちが使うひらがなの形は、『高野切』がもとになっていると考えられています。
本書では『高野切』をゆっくりとご覧いただくとともに、『高野切』の筆者による別の作品や、『高野切』と同じ時期・平安時代(十一世紀)の仮名の作品をご紹介します。